配列型のイニシャライザ(初期化)

配列型とは

配列型をかんたんにふり返ります。

配列型とは
  • 複数のデータを並べたもので、このデータは要素といいます。
  • 要素にはインデックス番号がついています。
  • 型名の書式は2種類あります。 ①:Array<型名> ②:[型名]
  • 配列型のデータは同一の型でなくてはいけません。

配列型の具体例

var arr1:Array<String> = ["あか","あお","きいろ"]
var arr2:[Int] = [1,2,3,4,5]
var arr3 = ["a","b","c","d"]
arr1[2]
  • arr1は:Array<型名>の書式です。arr1には”あか”,”あお”,”きいろ”のデータが入っています。
  • arr2は:[型名]の書式です。arr2には1,2,3,4,5のデータが入っています。
  • arr3は型名を省略しています。arr3には”a”,”b”,”c”,”d”のデータが入っています。
  • arr1のきいろはarr1[2]でアクセスできます。
インデックス番号

インデックス番号は左から順番に0からつけます。

[“あか”,”あお”,”きいろ”]の場合、あかが0、あおが1、きいろが2になります。

配列型のイニシャライザ(空の配列をつくる)

配列のイニシャライザ(初期化)とは空の配列を作ることです。

値が入っていないものを作るので初期化といいます。 

 配列のイニシャライザは3種類
  • Array <型名>()
  • [型名]()
  • 型推論(配列の型名を宣言して値を[]にする)
Array <型名>()
[型名]()

型推論を使用する場合

var arr:Array<String> = []

具体例

var arr5 =Array<String>()
var arr6 = [Int]()
var arr7:[Bool] = []
  • arr5はArray<String>()で空の配列を宣言しました。
  • arr6は[Int]()で空の配列を宣言しました。
  • arr7は:[型名]の値を[]にすることで空の配列を宣言しました。

要素が全て同じ値の配列をつくる

要素の値がすべて3である3つの値を作りたいとき 例)[3,3,3]

Array<型名>(repeating:値,count:値)
[型名](repeating:値,count:値)
  • Array<型名>(repeating:値,count:値)を使用します。
  • repeating:値には配列の要素を入れます。
  • count:値には指定する値を入れます。
var arr = Array<String>(repeating:"Hello",count:3)
print(arr)
  • 要素が全て同じ値の配列をつくります。
  • arrでArray<String>(repeating:”Hello”,count:3)を宣言しました。
  • Helloが3回表示されます。

配列のプロパティ

配列にはisEmptyプロパティとcountプロパティがあります。

isEmptyプロパティ
  • 配列が空かどうか確認するプロパティ
  • isEmptyはBool型のためtrueかfalseで返ってくる
countプロパティ
  • 配列の要素の数を確認するプロパティ
  • 要素を確認するためInt型で返ってくる

具体例

var arr = [1,2,3]
print(arr.isEmpty)
print(arr.count) 
  • 1,2,3の値が入った配列型を宣言しました。
  • print(変数名.isEmpty)で配列の中が空かどうかチェックします。値が入っているためfalseが表示されます。
  • print(変数名.count)で配列の値の数はいくつかチェックします。3つの値が入っているため3が表示されます。
配列のメソッド・多次元配列配列のメソッド・多次元配列