三項演算子

三項演算子とは

オペランド(被演算子)を3つとる演算子のこと

三項演算子

オペランドを3つとるので三項演算子と呼びます。

今まで使われていた演算子は単項演算子、二項演算子と呼びます。

用語
単項演算子+1
二項演算子1+1
注目

 オペランド(被演算子)は値のこと

書式

条件 ? trueの値 : falseの値
三項演算子
  • 3つのオペランドが入ります。
  • 1つめのオペランドに条件を入れます。(if文でいうと{}の前の部分)
  • 2つめのオペランドにはtrueの値が入ります。
  • 3つめのオペランドにはfalseの値が入ります。

具体例

三項演算子を使う前

let a = 90
let b = 100
var winner = "勝者は"
if a > b{
    winner += "Aさん"
}else{
    winner += "Bさん"
}
print(winner)

三項演算子を使ったあと

let a = 90
let b = 100
var winner = "勝者は"
winner += a > b ? "Aさん" : "Bさん"
print(winner)
  • 例文のif-else文は三項演算子を使ってもっと短く書くことができます。
  • if 条件{trueの値}else{falseの値}と5行で書いていたものを条件?trueの値:falseの値と1行で書くことができます。
注目

簡単な場合分けによる値の代入のときは三項演算子を使用すると、コードがスマートになります。

三項演算子を使ってif else文を表す場合

三項演算子を使用する前

<br>
let a = 90
let b = 100
if a > b{
    winner = "勝者はAさん"
}else if a < b{
    winner = "勝者はBさん"
}else{
    winner = "引き分け"
}
print(winner) 

三項演算子を使用したあと

let a = 90
let b = 100
winner = a > b ? "勝者はAさん" : b > a ? "勝者はBさん" : "引き分け"
print(winner)
  • 三項演算子を使用してif else文を作成します。
  • 1つめのオペランドに条件①を入れます。
  • 2つめのオペランドに条件①のtrueの値を入れます。
  • 3つめのオペランドで条件①がfalseのときに発動する条件②を入れます。
  • 4つめのオペランドで条件②がtureの値を入れます。
  • 5つめのオペランドに①も②もfalseの値を入れます。
タプルタプル